File Maker Right関数を実務で使いこなす|文字列の末尾を自在に取得
FileMaker で業務システムを構築していると、「文字列の一部だけを取り出したい」という場面は非常に多くあります。たとえば、年号の下2桁だけを表示したい、IDを決まった桁数で揃えたい、といったケースです。
そんなときに活躍するのが Right関数 です。本記事では、FileMaker の Right関数について、基本的な使い方から実務での活用例までをわかりやすく解説します。
基本構文
Right関数は、指定したテキストの 右端(末尾)から、指定した文字数分の文字列を取得する関数 です。
構文
Right ( テキスト ; 文字数 )
- テキスト:任意のテキスト式、またはテキストフィールド
- 文字数:取得したい文字数(数値、または数値フィールド)
- 戻り値:テキスト
基本例
例えば、以下のような計算式を設定した場合:
Right ( “職人の仕事” ; 2 )
この結果は「仕事」となります。文字列の一番右側から2文字分が取得されるためです。
Right関数は非常にシンプルで、文字列の末尾から必要な情報だけを抜き出したい場合に直感的に使うことができます。
実務での活用シーン
① 文字列の末尾を可変で取得する
サンプルとして、
- 文字列(テキストフィールド)
- 文字数(数値フィールド)
- 結果(Right関数を使った計算フィールド)
を用意すると、入力した文字列と文字数に応じて、取得結果が動的に変わります。
例:
「今日の天気は晴れ」という文字列に対し、
- 文字数:2 → 「晴れ」
- 文字数:5 → 「気は晴れ」
といった形で結果が変化します。
※ 注意点として、スペース(空白)も1文字としてカウントされるため、半角スペースを含む文字列では意図しない結果になる場合があります。
② 年号・日付など決まった桁数のデータ処理
Right関数は、文字数が決まっているデータの処理に非常に向いています。
例えば:
- 西暦「2024年」から下2桁だけを取得したい場合
→ Right ( 年号フィールド ; 2 )
このように、桁数が固定されているデータを切り出す際に、シンプルかつ確実に使えるのが Right関数の強みです。
③ 顧客IDをゼロ埋めして桁数を揃える
実務でよくあるのが、「顧客IDを常に4桁で表示したい」というケースです。
例えば、
- 顧客ID:25 → 0025
- 顧客ID:205 → 0205
といった形で、桁数を揃えたい場合があります。
この場合、計算フィールドで以下のような考え方を使います。
- 顧客IDの前に「0000」を付けたテキストを作成
- その文字列に対して Right関数で右から4桁を取得
こうすることで、
- 1桁・2桁・3桁のIDでも
- 常に4桁固定で表示
することが可能になります。表示形式を整えたい場面で、非常に実用的なテクニックです。
Right関数の基本的な考え方から、実際のサンプルファイルを使った動作確認、実務での活用例については、以下の動画でも詳しく解説しています。
まとめ
Right関数は、
- テキストの末尾から指定した文字数を取得したいとき
- 年号・日付・IDなど、桁数が決まっているデータを扱うとき
- ゼロ埋めなど、表示形式を整えたいとき
に活躍する、シンプルかつ実務向きな関数です。
Left関数やMiddle関数と組み合わせることで、文字列操作の幅はさらに広がります。ぜひ、日々のFileMaker開発の中で Right関数を活用してみてください。
