FileMaker「フィールドを名前で設定」を活用してみよう
FileMaker で新規レコード登録やデータ保存のスクリプトを作成する際、
「フィールド設定」ステップが何十行も並んでしまった経験はありませんか?
フィールド数が数個であれば問題ありませんが、
登録項目が増えるほどスクリプトは長くなり、
後から見返したときに 「何をしている処理なのか分かりにくい」 状態になりがちです。
そんなときにぜひ知っておきたいのが、
「フィールドを名前で設定」 というスクリプトステップです。
このステップを使うことで、
大量のフィールド設定処理を 短く・読みやすく・保守しやすいスクリプト にまとめることができます。
基本構文
使用するスクリプトステップは以下です。
フィールドを名前で設定
このスクリプトステップの大きな特徴は、
通常の「フィールド設定」と異なり、次の2点を計算式で指定できることです。
- ターゲットフィールド
→ フィールド名を文字列として指定可能 - 登録する値
→ 計算式や変数を使って柔軟に指定可能
そのため、
- フィールド名のリスト
- 登録したい値のリスト
をそれぞれ作成し、ループ処理で順番に設定することで、
複数フィールドへの値登録をシンプルに記述できます。
実務での活用シーン
① 新規レコード登録時の大量フィールド設定
顧客情報、申込情報、アンケート結果など、
登録項目が多い画面では「フィールド設定」ステップが大量に必要になります。
「フィールドを名前で設定」を使えば、
- フィールド名と値をリスト化
- ループで一括登録
という形にできるため、
スクリプトの行数を大幅に削減できます。
② 将来の保守・修正を楽にしたい場合
フィールドが追加・削除された場合も、
- リストに1行追加する
- 不要な行を削除する
だけで対応できるため、
数年後に見返しても分かりやすいスクリプトになります。
チーム開発や長期運用を想定しているファイルほど、効果を実感しやすいポイントです。
③ 少数フィールドとの使い分け
もちろん、
- フィールド数が少ない
- 単純な登録処理
であれば、従来の「フィールド設定」ステップでも問題ありません。
「登録フィールドが多いときに使う」
という使い分けをするのがおすすめです。
実際のスクリプト構成や動作については、
以下の動画で画面を見ながら解説しています。
「文章だけではイメージしにくい」という方は、ぜひご覧ください。
まとめ
「フィールドを名前で設定」は、
- 大量のフィールド設定をまとめられる
- スクリプトを短く、見通し良くできる
- 将来の保守性が高くなる
というメリットを持った、実務向けのスクリプトステップです。
FileMaker のスクリプトが
「長くなりがち」「読みにくくなってきた」
と感じたタイミングで、ぜひ活用してみてください。
