FileMaker「レコードをスナップショットリンクとして保存」活用してみよう
FileMaker を使っていて、
「この検索結果の状態をそのまま他の人に見せたい」
「特定のレコードだけを、同じ画面状態で共有したい」
と思ったことはありませんか?
レコード数が多いファイルでは、
「◯番の顧客を、◯◯という条件で検索して…」
と説明するだけでも手間がかかります。
そんなときに便利なのが、FileMaker のスクリプトステップ
「レコードをスナップショットリンクとして保存」 です。
この機能を使うことで、現在のレコード表示状態を スナップショットリンク(.fmpsl ファイル) として保存・共有することができます。
使用するスクリプトステップは以下です。
レコードをスナップショットリンクとして保存
このステップでは、主に次の設定を行います。
- 出力ファイルの指定
スナップショットリンク(.fmpsl)を保存する場所
例:デスクトップや指定フォルダ
実務ではパスを変数で管理するのがおすすめです。 - 保存対象の選択
- 対象レコード(検索結果すべて)
- 現在のレコード(表示中の1レコード)
- フォルダ作成の有無
必要に応じてオン/オフを切り替え可能
実務での活用シーン
① 検索条件込みでレコードを共有したいとき
スナップショットリンクは、
レコードの内容だけでなく、検索条件や表示状態も含めて保存されます。
そのため、
- 特定条件で絞り込んだ顧客一覧
- 問い合わせ対応中の対象レコード
などを、そのまま別のメンバーに渡すことができます。
「この条件で見てください」と説明する必要がなくなり、
情報共有のミスや手間を減らせます。
② FileMaker を使っている別ユーザーとの情報共有
.fmpsl ファイルを開くと、
元の FileMaker ファイルと同じ状態でレコードが表示されます。
社内メンバーやチーム内で、
- 状況確認
- レコードレビュー
- 問題データの共有
などをスムーズに行うことができます。
③ 注意点(重要)
スナップショットリンクは、
元のデータをコピーするものではなく、参照しているだけです。
そのため、
- スナップショットリンク側でデータを修正すると、元データも更新される
- 元のレコードが削除された場合、スナップショットリンクでは表示できなくなる
という挙動になります。
「その時点のデータを完全に残したい」場合には、
別途エクスポートやバックアップが必要になる点に注意しましょう。
動画で解説
実際のスクリプト設定や動作については、以下の動画で詳しく解説しています。
画面を見ながら確認したい方は、ぜひこちらもご覧ください。
まとめ
「レコードをスナップショットリンクとして保存」は、
一見すると地味なスクリプトステップですが、
- 検索結果や表示状態をそのまま共有できる
- 説明コストを減らせる
- チーム内の情報共有がスムーズになる
といった、実務では非常に役立つ機能です。
FileMaker を複数人で利用している環境では、
ぜひ一度活用してみてください。
