動画でわかる FileMaker ヒント集
FileMaker 関数「Proper」を活用し、データ整形を効率化しよう
はじめに
Claris FileMaker Pro の「Proper」関数は、テキストの各単語の最初の文字を大文字に、その他の文字をすべて小文字に変換する便利な関数です。これにより、ユーザーが入力したデータの整形を自動化し、データの一貫性を保つことができます。
基本構文と動作
構文: Proper ( テキスト )
引数: 任意のテキスト式またはテキストフィールド
戻り値のデータタイプ: テキスト
例:
Proper("ABCD")→AbcdProper("YUMIKO KITAGAWA")→Yumiko Kitagawa
この関数は、各単語の最初の文字を大文字に変換し、残りの文字を小文字に変換します。
実務での活用シーン
1. データ入力時の自動整形
ユーザーが氏名や住所などの情報を入力する際、Proper 関数を使用することで、入力後に自動的に文字の整形を行い、データの一貫性を保つことができます。
2. データの一括整形
既存のデータに対して一括で整形を行いたい場合、FileMaker の「フィールド内容の全置換」機能を使用し、Proper 関数を適用することで、効率的にデータを整形できます。
3. フォーム入力の補助
フォームに入力されたテキストを Proper 関数で整形することで、ユーザーが意図しない大文字や小文字の入力ミスを防ぎ、データの品質を向上させることができます。
実際の動作を動画で確認
以下の動画では、Proper 関数を使用した実際の動作を確認できます。
まとめ
FileMaker Pro の「Proper」関数は、データの整形を自動化し、入力ミスを防ぐための強力なツールです。実務での活用により、データの一貫性と品質を向上させることができます。ぜひ、日々の業務で活用してみてください。
