動画でわかる FileMaker ヒント集
FileMaker の「Position」関数を活用したデータ抽出テクニック
テキスト操作を効率化する「Position」関数とは?
Claris FileMaker Proの「Position」関数は、テキスト内で指定した文字列の位置を特定するための強力なツールです。特に、名前や住所などのデータから特定の部分を抽出する際に非常に有用です。
基本構文:Position関数の使い方
Position (テキスト ; 検索テキスト ; 先頭文字位置 ; 回数)
- テキスト:検索対象となる文字列やフィールド
- 検索テキスト:探したい文字列
- 先頭文字位置:検索を開始する位置(1から始まる)
- 回数:検索する文字列の何回目を対象とするか(1回目、2回目など)
この関数は、指定した回数目の検索テキストがテキスト内で最初に現れる位置を返します。
実務での活用シーン:氏名から名字を抽出する方法
例えば、「山田太郎」という名前から名字「山田」を抽出したい場合、次のように組み合わせて使用します:
Left (名前 ; Position (名前 ; " " ; 1 ; 1) - 1)
この式では、名前フィールド内の最初のスペースの位置を「Position」関数で特定し、その位置までの文字列を「Left」関数で取得しています。これにより、名字「山田」が抽出されます。
実際の使用例を動画で確認
以下の動画では、FileMaker Proの「Position」関数を使用して、氏名から名字を抽出する方法を実演しています。
Position関数でテキスト操作を効率化
FileMaker Proの「Position」関数は、テキスト内で特定の文字列の位置を特定し、他の関数と組み合わせることで、データの抽出や加工を効率的に行うことができます。氏名の分割や住所の解析など、さまざまなシーンで活用できるため、業務の効率化に大いに役立ちます。
ぜひ、実際のデータで試してみてください。
