FileMakerで「切り取り」スクリプトを活用しよう!入力データを自動で移す便利テクニック
日々の業務の中で、「フィールドの内容を別の場所に移したい」という場面は多いのではないでしょうか。
Claris FileMakerでは、マウス操作で行う“カット(切り取り)”の動作を、スクリプトステップとして自動化することができます。
今回は、この「切り取り」スクリプトの基本構文と実際の使い方、そして実務での活用例をご紹介します。
うまく使えば、入力データの移動や履歴管理がワンクリックで完了できるようになります。
基本構文
FileMakerのスクリプトステップに「切り取り」と入力すると、以下のような設定項目が表示されます。
- 内容全体を選択:フィールドの内容をすべて切り取るかどうかを指定
- 指定フィールドへ移動:切り取り対象のフィールドを明示的に指定可能
たとえば、電話番号フィールドを対象に設定すれば、スクリプトを実行するだけで
そのフィールドの内容がクリップボードに切り取られます。
このとき「内容全体を選択」にチェックがないと、フィールド内で選択していない部分は切り取られません。
つまり、選択状態に応じて結果が変わる点に注意が必要です。
実務での活用シーン
「切り取り」スクリプトの便利な使い方として、入力データを履歴として別テーブルに保存する処理があります。
たとえば、日報管理システムを例に見てみましょう。
- 日報テーブルに「日報内容」を入力
- 「保存」ボタンを押すと、スクリプトで内容を切り取り
- 履歴テーブル(ポータル)内の該当フィールドに貼り付け
- レコードを確定して、内容を履歴として保存
このように、「切り取り → 移動 → 貼り付け → 保存」を自動化することで、
ユーザーはボタン一つで入力内容を履歴に残すことができます。
ただし、元のフィールドの内容は切り取られるため消えてしまう点には注意が必要です。
必要に応じてコピー処理を併用するなど、安全な運用設計を検討しましょう。
動画で学ぶ:切り取りスクリプトの動作と活用例
※以下の動画では、実際のスクリプト設定手順から動作例までをわかりやすく解説しています。
まとめ
FileMakerの「切り取り」スクリプトステップは、
手動操作で行っていたカット処理を自動化できる便利な機能です。
- 「内容全体を選択」オプションで動作を制御できる
- データ移動や履歴保存などの業務に応用可能
- ただし元データが消える点には要注意
工夫次第で、日常の入力作業や履歴管理を大幅に効率化できます。
ぜひ一度、社内のシステムでも活用を検討してみてください。
