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FileMaker 「レコード/検索条件/ページへ移動」スクリプトステップについて
FileMaker には、形式に応じてレコードやページ、検索条件の切り替えを行うための便利なスクリプトステップ「レコード/検索条件/ページへ移動」があります。
一見地味に思えるものの、UI操作の効率化やスクリプトの自動化においては非常に便利なステップです。ぜひ本記事をきっかけに活用してみてください。
【基本構文】
このスクリプトステップは、操作しているモードに応じて以下を実行します:
- ブラウズモード:レコードの移動
- 検索モード:検索条件(リクエスト)の切り替え
- プレビュー/印刷モード:印刷範囲ページの切り替え
選べるオプション:
- 最初の:最初のレコード/検索条件/ページへ移動
- 最後の:最後のレコード/検索条件/ページへ移動
- 前の:前のレコード/検索条件/ページへ移動
- 次の:次のレコード/検索条件/ページへ移動
- 計算で指定:計算式によりレコード番号などを動的に指定可能
- 最後まで来たら終了:最後のレコード到達時にループやスクリプト処理を終了させる
【実務での活用シーン】
レコード全件処理:ループ構成
レコード/検索条件/ページへ移動 [最初の]
Loop
(処理内容)
レコード/検索条件/ページへ移動 [次の; 最後まで来たら終了:オン]
End Loop
最後のレコードに到達すると、自動でループを抜けて処理終了。自動化に効果的です。
【動画で解説!】
以下の動画では、「レコード/検索条件/ページへ移動」の紹介をしております。
【まとめ】
この「レコード/検索条件/ページへ移動」ステップは、スクリプトの自由度と効率を劇的に高める非常に便利なスクリプトステップです。ぜひ業務設計や開発に導入してみてください。
今後もスクリプトステップごとの解説を随時ご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。