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FileMaker 「MiddleValues」関数とは?

FileMaker の開発を進めていて、文字列から指定の行を取り出したいときはないですか?

そんな時に使用ができる関数がMiddleValuesです。

【基本構文】

MiddleValues関数は、改行(値区切り)されたテキストの中から、指定した開始位置から一定数の“値”を抽出して返す関数です。

書式は以下の通り

MiddleValues ( テキスト ; 値開始位置 ; 値数 )

引数はいずれも任意のテキスト式、数値式、もしくはフィールドが指定可能です。

抽出されたそれぞれの“値”は、末尾に改行付きで返されます(「Canvas¶」のような形式)。

【実務での活用シーン】

例1"1行目¶2行目3行目" の2番目から1つを取得する場合 → 2行目¶のように改行付きで返されます。

MiddleValues ( "1行目¶2行目3行目" ; 2 ; 1 )

【動画で解説!】

【まとめ】

MiddleValues関数は、「改行で区切られたリスト」から特定の値を抽出するために使われるFileMakerのテキスト関数です。

引数は「対象テキスト」「開始位置」「取得件数」であり、戻り値には改行付きで返るため、その後の処理(結合/整形など)に応じて注意が必要です。

実務では、住所や氏名・電話番号などをリストから取り出して加工・表示したいときに非常に便利です。

今後もスクリプトステップごとの解説を随時ご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。