動画でわかる FileMaker ヒント集
FileMaker「レイアウト切り替え」スクリプトステップの活用のポイントを紹介
FileMaker でアプリケーションを構築していると、「一覧画面から詳細画面へ移動したい」「操作中だけ特定のレイアウトを表示したい」といった場面に頻繁に遭遇します。
こうしたユーザーインターフェースの切り替えをスムーズに実現するのが、スクリプトステップの「レイアウト切り替え」です。
【基本構文】
レイアウト切り替え[ (ここに移動したいレイアウトを指定);アニメーション:なし]
このステップを使うことで、現在のレイアウトから任意の別レイアウトに遷移することができます。たとえば、入力画面から印刷用のレイアウトに移動し、処理が完了したら元に戻る、というような流れもスムーズに実装可能です。
【実務での活用シーン】
1. 詳細画面への遷移
レコード一覧から特定のレコードをクリックして、詳細画面に移動する際に活用します。
このとき、スクリプトの前後で対象レコードのコンテキストを維持することで、シームレスなユーザー体験が提供できます。
2. モーダル的な一時レイアウト
作業モードや確認ダイアログのように、一時的に異なるレイアウトを表示し、処理が完了したら元の画面に戻るといった設計にも有効です。
【動画で解説!】
スクリプトステップについては、以下の動画をご覧ください。
【まとめ】
「レイアウト切り替え」ステップは、ユーザーが迷わず操作できるカスタムAppを作るうえで非常に重要な要素です。
設定自体はシンプルですが、ウインドウ管理やスクリプトの流れを意識して設計することで、より直感的で使いやすい画面遷移が実現できます。
今後もスクリプトステップごとの解説を随時ご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。