動画でわかる FileMaker ヒント集
FileMaker でリストの先頭要素を抽出するには?「LeftValues」関数の基本と活用例
Claris FileMakerを活用していると、改行で区切られたリストから特定の項目を抽出したい場面が多々あります。
そんな時に便利なのが、テキスト関数「LeftValues」です。この関数を使うことで、リストの先頭から指定した数の項目を簡単に取得できます。
【基本構文】
LeftValues ( テキスト ; 値数 )
- テキスト:改行(¶)で区切られた値の一覧。
- 値数:取得したい項目の数。
例えば、以下のようなリストから先頭2項目を取得する場合、
LeftValues ( “メロンパン¶あんパン¶クリームパン¶コッペパン¶サンドイッチ” ; 2 )
この計算式は、「メロンパン¶あんパン¶」を返します。
【実務での活用シーン】
1. リストからの上位N件の抽出
売上ランキングなど、リストの先頭から上位N件を抽出したい場合に「LeftValues」を使用できます
例えば、売上トップ3の商品を取得する場合、
LeftValues ( 売上リスト ; 3 )
これにより、売上上位3商品を簡単に取得できます。
2.フィールドの値をリスト化しての抽出
複数のフィールドの値をリスト化し、その中から先頭の値を取得する場合にも活用できます。例えば、顧客の名前をリスト化し、先頭の名前を取得する場合
LeftValues ( 顧客名リスト ; 1 )
これにより、最初の顧客名を取得できます。
【動画で解説!】
関数の使い方を視覚的に学びたい方は、以下の動画をご覧ください。
【まとめ】
「LeftValues」関数は、改行で区切られたリストから先頭の項目を簡単に取得できる便利な関数です。売上ランキングの上位N件の抽出や、フィールドの値のリスト化といった業務での活用が期待できます。ぜひ、業務の効率化に役立ててください。