動画でわかる FileMaker ヒント集
文字列の一部を取り出す!FileMaker「Left」関数の基本と活用例
Claris FileMaker でカスタムAppを構築する中で、文字列操作は避けて通れない作業のひとつです。
特に「氏名の姓だけを取り出したい」「コードの先頭数桁を取得したい」といったケースでは、文字列の先頭から必要な文字数だけを抜き出す関数が重宝されます。
今回は、FileMaker の中でも非常に基本的でありながら、実務での活用頻度が高い「Left」関数について、基本構文と活用シーンをわかりやすくご紹介します。
【基本構文】
Left( 文字列 ; 文字数 )
・文字列 … 取り出し対象の文字列
・文字数 … 取り出したい文字数(1から始まります)
【実務での活用シーン】
■ 氏名から姓を取り出したいとき
たとえば「山田太郎」という氏名が1つのフィールドに入っている場合、スペースの位置を基準に姓だけを取り出す処理で、Left関数が役立ちます。他の関数(PositionやMiddleなど)と組み合わせることで、柔軟な抽出も可能です。
■ 製品コードの分類抽出
製品コード「A123456」のような形式から、分類を表す先頭1文字「A」だけを取得したい場合も、次のように記述するだけ。処理の分岐や分類ラベルの付与に活用できます。
Left( 製品コード ; 1 )
【動画で解説!】
Left 関数の基本と使いどころを5分で解説しています。実際の画面を見ながら学びたい方は、ぜひご覧ください。
【まとめ】
「Left」関数は、FileMakerにおける文字列処理の中でも基本中の基本。それだけに、日常業務の中で使いどころは非常に多く、身につけておいて損はありません。
シンプルな構文ながら、他の関数と組み合わせることで、複雑な処理にも応用が可能です。
ぜひ日々の開発やデータ整備に役立ててみてください。