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動画でわかる FileMaker ヒント集

FileMaker スクリプトの「エラー処理」、どう使う?

FileMakerでスクリプトを組んでいると、処理が思わぬところで止まったり、ユーザーにとって分かりにくいエラーメッセージが表示されたりすることがあります。

そんなときに欠かせないのが「エラー処理」の考え方。

今回は、実務でつまずきやすいポイントをぎゅっとまとめて解説。エラー処理の基本から実務での活用シーンまでをご紹介します。

【基本構文】

FileMakerでエラー処理を行う際、よく使われるのが以下の2つのステップ・関数です。

①[エラー処理を設定]ステップ

エラー処理を設定 [ オン ]  

このステップを使うと、以降の処理で発生するエラーをFileMakerが自動表示しなくなります。エラーを「自分で拾って、判断して、対応する」準備をするステップです。

② Get ( 最終エラー ) 関数

If [ Get ( 最終エラー ) ≠ 0 ]  
 # エラー処理を書く  
End If  

直前のスクリプトステップで発生したエラーの内容(エラーコード)を取得します。条件分岐と組み合わせることで、柔軟にエラー時の対応を制御できます。



【実務での活用シーン】

たとえば、以下のような場面でエラー処理が役立ちます。

対象レコードが存在しない場合に、処理を止める
レコードの新規作成に失敗した場合に、ユーザーに優しいメッセージを出す
ファイルパスが間違っている場合に、ログ出力や管理者通知を行う

こうしたケースでも、「Get ( 最終エラー )」で状況を判断し、適切な処理を分岐することで、システム全体の安定性が大きく向上します。

【動画で解説!】

【まとめ】

FileMaker のスクリプトで「とりあえず動く」状態から「安心して使える」仕組みにしていくには、エラー処理が不可欠です。

これからスクリプトを本格的に書いていきたい方も、既存の処理をより良くしたい方も、ぜひ一度ご覧いただき、ご自身の開発に役立ててみてください。